炎天へ語り過ぐ女白い街 (えんてんへかたりすぐひとしろいまち) スペイン アンダルシア地方のミハスでの思い出です。 ミハスは「白い街」と言われる様に家々の壁が白く夏の日差しに光っていました。 夏草や火の波去りし帝都跡 (なつくさやひのなみさりしていとあと) イタリア ポンペイ遺跡を旅した思い出です。 灰燼と化したこのまちの栄華の頃を偲び乍らみてまわりました。 埋もれた灰の中から若き女性のミイラも発見されたそうで、ガラスの棺に眠っていました。 - #
by yuri_valley
| 2016-07-17 10:45
| スナップ
庭先の甕に目覚める未草 (にわさきのかめにめざめるひつじくさ) 冷麦や夫の能書聞き流し (ひやむぎやつまののうがきききながし) 松山俳句ポスト(7月7日発表分) 並選 日曜につづき冷麦昼の餉に (にちようにつづきひやむぎひるのげに) 松山俳句ポスト(7月7日発表分) 選外 我が庭の大きくない甕に睡蓮が今年も咲きました。私の(いやしい癖!)で咲くたびに花数を数えています。 此れまでに15個咲きました。 夕方の水やりの時もまだ綺麗に咲いております。 冷麦 (並選) これも例の如く愚妻の私は夫の事詠ましてもらいました。 私の駄句のねたにされたその人は「なんぼでも、詠んでや!」とか~ 冷麦 (選外) 暑い夏のふたりの昼餉はこんなものです。 - #
by yuri_valley
| 2016-07-08 15:31
| 俳句ポスト
ごきぶりも疲れていたり畳目に (ごきぶりもつかれていたりたたみめに) 松山俳句ポスト(6月23日発表分) 並選 ごきぶりや寄る辺なき身を仏間隅 (ごきぶりやよるべなきみをぶつますみ) 松山俳句ポスト(6月23日発表分) 選外 「ゴキブリ!」実は私も天敵の如く嫌な(奴)ですが、 大抵1匹で姿を見せるゴキブリを見ると、 孤独感漂う姿に少し憐れみを感じます。 しかし、新聞紙を丸めて挑むもう一人の私も居ります!勿論選外俳句です。 「ごきぶりや今夜はうちの先手やで」・・・私が勝ちました! 写真は娘宅の猫(デコちゃんです。) - #
by yuri_valley
| 2016-06-27 15:05
| 俳句ポスト
濃紫陽花祈ぎ事もなき観音寺 (こいあじさいねぎごともなきかんのんじ) 紫陽花寺でも有名な京都「三室戸寺」です。 寺の山一面の紫陽花に心奪われてしまいました。 移り気と世間口より四葩かな 紫陽花の花 「七変化」の別名がありますが、私の事も(移り気)と言う人がいます。 自分でも認めますが、人知れずそれでも私!胸の奥に、濃きものも持っています♪ - #
by yuri_valley
| 2016-06-22 14:37
| 花
酢漿草母の慣ひの終ひ風呂 (かたばみそうははのならひのしまひぶろ) 酢漿草が毎年庭蔭にひそやかにでも可愛く咲きます。 この花をみていると、義母のことを思い出します。 けして良き嫁ではなかったとは思いますが、認知症になってからは、息子の夫より嫁の私をいつも呼んで居ました。(そのように自負して居ります!) 揺すられてくづるるばかり百合の花 我家の百合の花 今年はまだカサブランカは蕾です。 透かし百合は仏様の供花などで大活躍(!)してくれました。 - #
by yuri_valley
| 2016-06-17 15:55
| 花
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